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2009年12月12日

OEK定期

今日OEKのコンサートに行った。B席の最後の一枚を昨日買った。若手指揮者の人気なのか第九の人気なのか、音楽堂はほぼ満席。金聖響さんの指揮。レオノーレ3番は良かったので、第九もと期待したが、外れ。1,2,3楽章はセカセカしていた。全体的に古楽風なのだが煩い感じ。中途半端。しかし、最後はブラヴォーの嵐であった。

このオケーストラのトップは演奏会ではいつも顔を出され、ロビーでお客さまに挨拶をしている。今日は客席にも発見。音楽がお好きなのでしょう。

OEK事務局、先月の新日本フィルと合同のマーラーの時は、例の民主党の仕分けで補助金を削減されそうなこともあり、聴衆に対してインターネットで文部省(文化庁)への陳情をお願いしていたけれど、今日は会場で署名を集めていた。この方が簡単。終演後も多くの人が署名していた。いい音楽を守るためにお金は大事。だが、音楽大好き人間を増やすことも必要だと思う。それには良い演奏家と良い聴衆が必要だね。
経済大国、先進国の中で、この国は、こと文化に関しての投資がZEROに近いと言って過言ではない。文化を醸成させることなしで近代国家は成り立たない。人を感動させるアーティストが何故ごく一部を除いて不遇なのだろうか。多くの演奏家が生活のために大変な苦労(労働?)を強いられているということは私たちの責任でもあるのだ。そしてセンスの無い政治家と官僚。

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