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2011年1月20日

サクソフォンの名曲を聴いてみよう

ベルギーの楽器製作者であるアドルフ・サックスがサクソフォンを作ったのは1840年代というから、おのずとこの楽器が活躍する曲は独欧系よりもフランスやロシアの作曲家によるものが多く、また19世紀後半のいわゆる近代の作曲家以降に現れる。クラシック音楽で一般的なアルトサックスの音色はクラリネットに近い感じがする。そしてこの楽器が使われている多くの曲を聞くときに共通して浮かぶ言葉は「ノスタルジー」。

ジャズやブラスバンドでもよく使われる楽器であるが、小生が初めてこの楽器を意識したのは、かれこれ40年前、ジョン・コルトレーンのLOVE SUPREME(邦題、至上の愛)なるアルバム。ワシントンから帰国した一つ上の従兄弟がくれた米国製のLPのジャケットは白黒であったし、内容も中学生の私にはまったく理解し難い音楽であった。しかし後に知ったことだが、それはJAZZのアルバムの中でも特別な名盤であり、サクソフォン(テナー)演奏における一種神がかり的な演奏ということである。
至上の愛
サクソフォンを活躍させるクラシックの楽曲はそんなには多くはないと思うのだけれど、前回、列挙した7曲以外にも素敵な曲は結構ある。

ダンディ「コラール変奏曲」
ミヨー「スカラムーシュ」
コダーイ「ハーリ・ヤーノシュ」
イベールやグラズノなどの「フサクソフォン協奏曲」
現代曲の数々。・・・・・・・・・・・・。

なかなかコルトレーンやチャーリー・パーカーを聴く時間は取れそうもない。

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