大寒波到来。今日は本当に寒い一日であった。そして久しぶりのコンサート。
日本音楽財団と北國新聞社主催。二人のヴァイオリニスト渡辺 玲子、有希・マヌエラ・ヤンケ、江口 玲のピアノ。日本音楽財団が所有する名器を聴きくらべるコンサート。渡辺の弾く1736年製のグァルネリ・デル・ジェスとヤンケの弾く同じ年の製作のストラディヴァリウスとの違いは・・・・。
昨年は東京で同じ3人による同内容のコンサートがあって、今年は大阪に引き続き金沢でのコンサート。渡辺のヴァイオリンは落ち着いた深みのある音色。ヤンケのそれは幾分華やいだ明るい音。
最後の二重奏では息がぴったり合い、二人の技巧も秀逸。江口のピアノも理想的。そして面白かったのはバッハの無伴奏パルティータのガヴォットを二人がそれぞれ弾いた。二つの楽器の音色の違いが良くわかる。名曲コンサートでもあったが、3人の個性と二重奏、三重奏の理想を聴けたコンサートでもあった。
プログラム:
ルクレール 2つのヴァイオリンのためのソナタ 第2番(渡辺、ヤンケ)
サン・サーンス 序奏とロンド・カプリチオーソ(ヤンケ、江口)
ヴィ二エフスキー 華麗なるポロネーズ(ヤンケ、江口)
モシュコフスキ- 2つのヴァイオリンとピアノのための組曲(3人)
バッハ ガヴォット(ヤンケ)
バッハ ガヴォット(渡辺)
クライスラー ウィーン奇想曲(渡辺、江口)
クライスラー 愛の喜び(渡辺、江口)
ワックスマン カルメン幻想曲(渡辺、江口)
サラサーテ ヴァイオリン二重奏曲「ナヴァラ」 (3人)
(於、北國新聞赤羽ホール)
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