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2011年6月20日

ハーディング・新日本フィル・チャリティ・コンサート


Twitterのおかげで、今日初めて錦糸町にある墨田トリフォニーホールに行くことができた。というのも新日フィルをフォローしていた結果、ダニエル・ハーディングの3連続ブルックナーの8番、3連続マーラーの5番と、名演にぶち当たれば大感激のもう涎が垂れそうなメニュー。そのアナウンスメントが脳裡に焼きついてしまっていて・・・。しかも当日券ありとのことだしね。

しかも先日サントリーホールで聴いたメッツマッハー・新日本フィルの力演。そして未体験の、音響には定評のあるトリフォニー・ホールへ行かなければならないという使命感にしたがい、フライング気味にオフィスを出て錦糸町に行ってきたということ。

出だしの葬送行進曲、トランペットのソロはゆっくり始まった。全曲を通じてインテンポを基本。でゆっくりした演奏。以前CDで聴いたベートーヴェンやモーツァルトとは全く違う印象。丁寧で非常に整った演奏である。推進力も不足は無い。アダージェットも素晴らしく綺麗。オーケストラの演奏も含めほぼ文句は無いのだが、何かが違うと思った。あまりにどろどろしたマーラーも好きではないが、今夜のマーラーは味が薄い気がした。特に1楽章、3楽章はもっと深い歌があるのではないか?特に3楽章スケルツォは憧れや懐かしさを感ぜられる素晴らしい音楽だと思うのだが小生にとっては物足りなかった。

ただし小生以外の聴衆は皆、興奮の坩堝。惜しみない拍手を演奏家たちに送っていた。と思う。

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