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2011年12月21日

秘蔵の名演 ドゥリアンの「はげ山」


この8月に、秘蔵のCDということで自慢したOGAN DURJANのショスタコーヴィッチの12番の交響曲を、最近になってタワーレコードが発売し、自慢できなくなってしまったのだが小生もう一曲DURJANの爆演を所有していることを思い出したのでそれについて。

ムソルグスキー作曲リムスキー・コルサコフオーケストレーションの「禿山の一夜」。オケはベルリン放送交響楽団。実はこのCD、ヘルベルト・ケーゲルのムソルグスキーの「展覧会」とボロディンの「韃靼人」との組み合わせ。(旧東独ETERNA録音)

実は「禿山」、小生ははあまり多く聴いたことが無くもっと凄い演奏があるかどうか知らないのだが、少なくとも同じレーべルの、かつて所有していた尊敬するイゴール・マルケヴィッチがゲヴァントハウスを振ったやつ(こちらも「展覧会」との組み合わせ)と比べると、硬派マルケヴィッチが非常に生ぬるく感じられてしまって・・。DURJANの方も、ケーゲルの「展覧会」を聴くために買ったCDなのだが、「展覧会」は全く感心しない。だから危うくマルケヴィッチ盤と同様、セカンドハンズに売却してしまうところであった。

それでDURJANの「禿山」。スピードと迫力と不気味さを兼ね備えた名演である。









参考:タワーレコードのショスタコーヴィッチの紹介文


幻の指揮者ドゥリアン(1922-2011)によるゲヴァントハウス管との一期一会の爆演と、ケーゲルの稀少盤を収録。PHILIPS初出時のオリジナル・ジャケットを使用。ドゥリアン追悼盤。
第12番はムラヴィンスキーが初演した後の僅か6年後の録音。西側での録音はプレートル盤(世界で3番目。1963年)や上田仁(同2番目。1962年)があるものの、ムラヴィンスキー以外の旧東側の指揮者による録音はこのドゥリアンが初。日本ではほとんど名前が知られていないドゥリアンの正規録音はこの12番と残り1曲を残すのみですが、この録音は抜群の推進力による圧倒的な迫力を持つ「12番」として、ムラヴィンスキーに次ぐ名盤であると一部のマニアには人気の高かった演奏です。これまでCDでは輸入盤のみの発売でしたが、2011年初頭に亡くなった彼の代表盤として今回国内盤CDとしては初の発売となります。盤としては珍しい同時期録音のケーゲル指揮による「ステパン・ラージンの処刑」を併録。

※国内初CD化

2011年10月27日 (タワーレコード)

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