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2010年4月18日

登竜門コンサート

石川県立音楽堂での北陸新人登竜門コンサートに行った。井上道義指揮のOEK。ソロは女性3人。ホルンの笠間芙美、メゾ・ソプラノの延命紀瑚、アルト・サクソフォンの角口圭都。
日曜日のマチネということで、また入場料の安さも手伝ってかほぼ満席。結構しぶいプログラムなのに。ソリストの縁故関係が多かったのかもしれない。

岩城宏之が創設したこの新人コンサートは井上にも引き継がれており、すでに15年目。その15回のコンサートに登場したソリストは49名。残念ながら私の知っている名前は無いのだけど。

笠間さんは芸大卒業後ヘルシンキ留学5年目いう事でシベリウスアカデミーの博士課程。音色が素晴らしい。今やあのベルリンフィルにも女性ホルン奏者がいるくらいだ。どこか有名なオケめざして欲しい。

延命さんはすでに新人では無い(?)ということである。洗足学園音大の講師もつとめている。N響のあの伝説的なステージマネジャーであり、その後OEKの創設に携わり岩城を金沢へ呼んだ故人の延命千之助の娘だそうだ。
力強い歌唱であった。
(そういえば「延命」姓は能登にいる人を知っているが親戚?)

トリを務めた角口さんは芸大大学院修士課程2年に在学中。楽器が楽器だけにクラッシックのみでやっていけないだろうが、確実なテクニックとステージマナーで将来性は高いと思った。


プログラム

ストラヴィンスキー: 交響曲ハ長調

ラーション: ホルン・コンチェルティーノ

マスカー二: カヴァレリア・ルスティカーナから、「ママも知っているとおり」
マスネ: ウェルテルから「手紙の歌」
サン・サーンス: サムソンとデリラから「あなたの声に私の心が開く」

トマジ: アルト・サクソフォーンと管弦楽のための協奏曲

2 件のコメント:

  1. 聴きに行かれたのですね。
    このオーディションには富山のアカデミーを卒業した打楽器の生徒も受けましたが1次で落ちました。2度目だそうですが・・。
    オーケストラには先日ムーティーのオケにも乗っていた打楽器奏者がいたはずです!小さな世界でまわっています(笑)

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  2. 実力があっても運がなければ、ということもありますよね。音楽家の世界は案外封建的なのでしょうね。沢山の楽器がありますし、人の好みはそれぞれ違いますし。徒弟制度でもありますから。

    ホント小さい世界です。小太鼓の眼鏡の彼ですかね。?

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