現代音楽の作曲家であるクセナキスの作風を簡潔に言うと、「リズムと激情」ということか。
片山杜秀によるとクセナキスは同じ現代音楽でもシュトックハウゼンやブーレーズとは逆のところにある音楽であり、その音楽を評して「壮烈にグジャグジャな音楽」であり、感情や感情移入を排したトータル・セリーとは全く違うものだそうだ。
あくまで個人的な見解を言わせてもらうなら、感情表現のない音楽は音楽ではない。よってクセナキスまでが音楽であるとしたい。
「PSAPPHA」という曲の入ったCDを通販で入手したのは7月のコンサートの予習のためであったのだが、その曲を含めそのCDに収録されたパーカッションの5曲を初めて聴いて、私の元元あるクセナキスのイメージのうち半分は確認できたのだが、その半分は変更を余儀なくされた。
激情は殆ど感じることがない。そしてグジャグジャでもない。しかし音とリズムと色と香りが惹きつける。
・・・あたらしいクセナキスの一面を発見した。
PSAPPHA
REBONDS A&B
OKKHO POUR TROIS DJENBES
etc .
PEDRO CARNEIRO (PERCUSSION) etc.
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