5月2日はお水取り、人形見といい、いわゆる「前夜祭」である。地元の人たちによる祭りの準備でもあるが、祭りに市内を曳きまわす高さ12メートルの「でか山」(山車のこと)に乗る人形を個人の家に飾りつけ、街の人々がその家を回りながら人形を見物し、そしてその個人の家がふるまう酒やご馳走をいただくのである。(すべてその家の負担らしい)
でか山は全部で3町所属の3台、1台に3体の人形が乗る。都合9体の人形が9軒の個人宅(集会場の場合もある)に飾られる。
能登の中心的な町として古くから栄えた。青柏祭の起源は平安時代にさかのぼるが、能登畠山氏3代城主義統が京都の祇園山鉾にならって山車を始めたのが1473年。「でか山」の発祥であるとのこと。
七尾市の狭い街中を巨大な「でか山」を引き回すのは明日から。
狭い街中の電柱は12メートル以上の「でか山」が電線にかからないよう、通常より高いものである。
近所の人が見物。

「でか山」・・・まだ人形は乗っていない。
ここは集会場。なべを囲み宴会。
前夜祭や祭りのことは、拙文では上手く表現できない。百聞は一見にしかずである。是非ご自身で見ていただきたいと思う。さて、今日は貴重な体験をした。金沢を15時すぎの 列車に乗り、「人形宿」をはしごし、自宅に戻ったのが深夜の12時をまわっていた。思えば8時間以上飲みつづけていたような・・。
・・・・そうだ、やはり能登の人々は優しいとあらためて感じた次第。 (つづく)
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