一週間のご無沙汰。
ちと大袈裟ではあるが生き返った感じである。生還と言う言葉が合うかな。より華々しい「凱旋」ではなかろう。病み上がりだからね。流行に比較的鈍感な私が、最近流行りのインフルエンザ。といっても残念ながら新型ではなくA型。ようやく完治したようである。
今年の冬は風邪をひかないなと思っていた矢先、流感に罹ったということ。しかし、小生が病に苦しんでいたころ、巷ではいろいろなことが起きていたのである。すべて書くわけにはいかないので、ムバラク独裁政権崩壊のニュースからの連想を少し。
どうでも良い話だが、むかしむかし、 私の中学校の英語のテストに「エジプト人を英語では?」というような問題があって、テスト終了後その英単語を知らなかった私と友人はEgyptonだのEgyptanだの適当にその答えを言い合った、その記憶がよみがえった。(正解はEgyptian)
そして、多分その当時、エジプトはまだアラブ連合共和国あるいはアラブ・シリア連合という国名であったと思うのだが。間違っていたらご免なさい。
現在の正式国名はエジプト・アラブ共和国。エジプトと言うと思い出す音楽がある。ヴェルディの歌劇「アイーダ」である。1869年スエズ運河の開通の記念にオープンするカイロ歌劇場の杮落としのためにヴェルディに委嘱した作品。(実際の杮落としは作曲が間に合わず、「リゴレット」)
しかし、かの地にオペラハウスができたのが、1869年。日本初のオペラハウスはといえば、初台の新国立劇場の開場は、カイロのそれの約30年近く後。日本初のオペラハウスということで、杮落としのオペラの演目は團伊玖磨の「建・TAKERU」。そしてその後のオープン記念公演は、「ローエングリン」。また続いて「アイーダ」が上演された。バランスをとりながら、日本のオペラ、ドイツ・オペラ、イタリア・オペラを上演したのだろう。しかし「アイーダ」ほど杮落としなど祝祭に相応しい演目はないと言うことである。
さてCDである。カラヤンの2種の録音またはムーティのデビュー録音が一般的。カラヤンの新しいほうは、凱旋行進曲のウィーン・フィルのアイーダ・トランペットがYAMAHAへ特注した、MADE IN JAPAN。ということでも話題になった。さすが胸のすくような、しかしウィーンフィルらしからぬカラヤン好みかすごく華麗なラッパの音。その楽器については同じウィーンフィルとの旧録音のほうが自然か。これまたどうでも良い話。
実は私のお気に入は、ムーティがミュンヘンのバイエルン国立歌劇場で1979年に上演したときのライブ。これが最高と思う。トモワ=シントウ、ファスベンダー、ドミンゴと主役級は上述の3種の録音にはかなわないが、ライブの熱気と全体的な迫力と切れ味で星三つ。ムーティの統率力、集中力はもっと評価されるべきと思うのだが。
生還おめでとうございます(^^;
返信削除だっ・・大丈夫ですか?
私も3週間目の風邪がまだ・・・
ご無理なさらないように
お大事になさってください。
ありがとうございます。しかし、歳のせいかなかなか全快というわけにはいかないもので・・。せめてもの救いは少々痩せたことか。
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