
アナトール・フィストラーリはこの曲をデッカに3度録音している。2度目のコンセルトへボウの録音が一番短いハイライト盤であるが、これが「伝説の名演」。デッカのゴードン・パリー、ケネス・ウィルキンソンの名コンビが同社でステレオではじめてコンセルトへボウオーケストラを収録した一枚である。
もう50年以上も前の録音であるがこれに匹敵する同曲の演奏は無いし、今後も無いと断言する。それほど素晴らしいのである。どの曲も「これしかないテンポ」。格調が高く、情緒があって、ピシッと決まっている。弦楽器、オーボエ、トランペット・・・各楽器が上手い。オーケストラ演奏の理想である。
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