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2012年1月4日

暖かな陽光につつまれたウィウコミルスカのブラームス









この正月、ブラームスを聴くことが多かった気がする。

今はワンダ・ウィウコミルスカがアントニオ・バルボザとコニサー・ソサエティに録れたブラームスの3曲のソナタを聴き終えたところ。
彼女には学生時代のLPの頃から嵌ってしまい、このブラームスも
LPからCDへと聞き続けてきたものである。このCD、引越しで紛失したと思い込み数年間中古ショップで探し続けたのだが、最近、実家の荷物にまぎれていたのが見つかったのである。あぁ良かった。

コニサー・ソサエティのHPを見ると彼女のCDは、バッハのパルティータ1番と2番のみが残っているだけである。(これもとても良い!)このブラームス以外にも、ラヴェルもベートーヴェンもグリーグなどどれも素晴らしい演奏であったが、現在カタログには無いのだ。何故なのだ。レーベルは残っているのにである。

中古ショップでも彼女のコニサー録音のCDはほとんど流通していないという。出たとしても高値で、すぐ売れてしまうという。

やや骨太の彼女の落ち着いた音色とバルボザのピアノが活き活きとしていて、良い音で聴くことが出来る。最近ブラームスはこうでなくてはと思う。少しもヒステリックにはならず聴く者を幸福にする演奏。ポーランドのヴァイオリニストといえばシェリングが有名であるが彼の生真面目で、ある意味面白みの無い演奏とは全く違う演奏である。

1975年NYCでアラン・シルヴァーによる録音


http://www.connoisseursociety.com/  ← コニサー・ソサエティのHP








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