ブルックナーのシンフォニーの中で、もっとも美しい曲といえばこの曲。小生が始めて聴いたブルックナーもこの曲。フルトヴェングラー、シューリヒト、ワルター、マタチッチ、カラヤン・・・。と聴いてきて良い曲とは思わなかったが、ヨッフムの演奏を聴いて初めて感動した。だが、ヨッフムの録音ならすべて良しということではない。
美しい曲なので、小澤やカラヤンのように綺麗にやることも可能だろうが、ヨッフムの二種のライブ録音で大満足。深く大きな、そして極めて美しい音楽が聴ける。
①オイゲン・ヨッフム アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(1986年・東京)
②オイゲン・ヨッフム フランス国立管弦楽団(1980年・パリ)
恐らく最も多くブルックナーの録音を残したヨッフムであるがヴァントとは違って出来不出来が多いと思う。
ドレスデンとの全集(EMI)は録音も含め全く良くない。有名なコンセルトへボウとのオットーボイレンでの5番のライブ(PHILIPS)もいまひとつ。
(つづく)
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