感動する度合いが桁違いということでは最後の2曲だろう。小生 滅多に聴かない8番ではあるが。一番良く聴9番と8番が最高傑作であると確信している。いや9番以上にこの曲がアントン・ブルックナーの最高傑作であるかもしれない。
ギュンター・ヴァントかセルジュ・チェリビダッケの演奏がこの曲の真髄を伝える。曲の出だしから最後まで恐るべき密度の高い音楽を緊張感をもってじっくり表現できるのは、厳しいこの二人の指揮者しか思い浮かばない。
と書いたところ、チェリビダッケは昔FMで聴いた実況が素晴らしかったということでそう思っただけで、CDでは聴いた記憶が無い。CDならEMIのミュンヘンフィルとの録音は入手しやすいと思うが、ガスタイクの晩年の録音はあまり感心したためしが無いから購入する気持ちにはなれない。だからヴァントの8番を選ぼう。ヴァントの8番はいろいろありすぎて悩ましいが、リューベックでのライブが小生のお気に入り。
(つづく)
0 件のコメント:
コメントを投稿