Translate
2011年11月14日
ジェニー・トゥーレル 「夢に来ませ」
Jennie Tourel Mezzo-soprano
(1900-1973)
9月に台湾を訪れた時、台南へ行くために台北駅の近くの安宿に前泊したのだが、その安宿の近くの雑居ビルの二階に中古CDショップがあった。たまたまそこに英DECCAのジェニー・トゥーレルのCDがあったので手に取ったところ、セロハンが開封されていなく、店主に「新品か」と尋ねたら「新品だし安いよ」とのことですぐ買ってしまった。そういえば8月に台北に行った時もホテルのそばのCDショップでレナート・ブルゾンのウィグモアホールでのリサイタルのCD(英CHANDOS盤)を買ってしまったのだが、二回しか訪れていない台北で二回とも歌曲のCDを買うとは・・。何なのでしょうかね。しかもそのどちらも素晴らしかったのである。それと最近の小生の嗜好、テノールやソプラノというよりはバリトンやメゾソプラノ、アルト・・。落ち着いた声ですかね。
ジェニー・トゥーレルはバーンスタインのCD、マーラーかなんかのソリストとしての名前は聴いたことがあったが、多分まともに聴いたのはこのCDが初めてということになろうか。もうかなり古い人なので、ジャケット写真も歌も録音も新しくは無い。彼女はロシア出身ではあるが若いころから家族でパリに移住している。キャリアのスタートはパリ。後にニューヨークで活躍した。いわゆるひと昔前のメゾのカルメン歌いでもあるし、メットでのミニヨンは当たり役。このCDはビゼー、ラヴェル、プーランクといったフランスもの、チャイコフスキー、ラフマニノフ、リムスキー・コルサコフなどのロシアもの、またロッシーニやらグルック、ヴィヴァルディのイタリアの曲・・。ところが小生が何度も何度も聴いたのはリストの「夢に来ませ」である。いやあほんとうに素敵な曲で素敵な歌唱である。涙が出そうに・・・。
収録曲
1. La regata veneziana - Rossini 2. O del mio dolce ardor (Paride ed Elena) - Gluck 3. Un certo non so che (L'Atenaide) - Vivaldi 4. Adieux de l'hotesse arabe - Bizet 5. Oh! quand je dors - Liszt 6. Nicolette (Trois Chansons) - Ravel 7. Kaddisch (Deux Melodies hebraiques) - Ravel 8. Violon (Fiancailles pour rire) - Poulenc 9. Absence (Les Nuits d'ete) - Berlioz 10. Net, tolko tot, kto znal (None but the lonely heart) - Tchaikovsky 11. Zabit tak skoro (To forget so soon) - Tchaikovsky 12. Sred shumnovo bala (Amid the din of the ball) - Tchaikovsky 13. To bilo ranneyu vesnoy (It was in the early spring) - Tchaikovsky 14. Stepyu idu ya uniloyu (I travel over the bleak steppe) - Grechaninov 15. V molchani nochi taynoy (In the silence of mysterious night) - Rachmaninov 16. Ne poy, krasavitsa, pri mne (Oh, do not sing to me) - Rachmaninov 17. Polyubila ya na pechal svoyu (The soldier's wife) - Rachmaninov 18. Iz-pod tainstvennoy, kholodnoy polumaski (Beneath the mask) - Balakirev 19. Poydu l' ya (I shall go) - Grechaninov20. Dushechki devitsi (Look, darling girls) - rgomizhsky 21. Zvonche zhavoronka penye (More sonorous than the lark's singing) - Rimsky-Korsakov
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿