
ドビュッシー 前奏曲集第1巻~音と香りは夕べの大気の中に漂う ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第31番 モーツァルト 幻想曲ハ短調 K475、ピアノ・ソナタ 第14番 モーツァルト(グルダ編曲)「フィガロの結婚」~スザンナのレチタティーヴォとアリア シューマン 幻想小曲集~夕べに シューベルト 即興曲 作品90-3 ショパン 夜想曲第5番 作品15-2舟歌 ドビュッシー 前奏曲集第1巻~中断されたセレナード 前奏曲集第2巻~ヴィーノの門 ビゼー(グルダ編曲)「カルメン」~花の歌「おまえが投げたこの花は」 グルダ 前奏曲とフーガ J.シュトラウス(グルダ編曲)「こうもり」幻想曲 民謡(グルダ編曲)辻馬車の御者レーブラウス ブラームス 子守歌 グルダ アリア
以上、フリードリッヒ・グルダ(ピアノ) <1993.7.31フランス・モンペリエでのライブ>
もう魅力満載のプログラムでしょう。
以上がモンペリエでのグルダのライブのプログラムすべてである。このプログラムに
グルダの特徴が集約されていると思われるし、このようにひとつのプログラムで演奏
者のセンスと個性を知ることができる。
ウィーンという古典音楽の伝統があり保守的な街で生まれ育ったグルダが結局のとこ
ろジャズにも手を染め最後までクラシックのみならずジャズを演奏したのだが・・。
グルダの得意とするウィーンにかかわりの深い作曲家を中心に、得意曲とジャズ・ピ
アニストグルダ、作曲者・編曲者グルダをちりばめ たプログラムとなっているのだ。
こういうコンサートをするのがグルダであり、グルダにしかできないところである。
前半のプログラムの中心はベートーヴェンの作品109とモーツァルトの幻想曲+ソ
ナタであるが、実に憎い。良い曲を並べたものだ。しかし普通このあたりの大曲とな
れば力が入るところではあるがグルダは全く力まない。むしろ曲本来の深さに軽やかさ
を付加した解釈。いわば名人の至芸の趣。
グルダのマイクを使っての曲目の案内や空港に近い野外なのか旅客機のエンジン音が
かなりの音量でベートーヴェンの演奏中に入ったりでライブ感がありすぎなのではあ
るが、グルダのコンサート自体がまさに「インプロビゼーション=即興」なのである
から全く問題としない。しんねりむっつりとは対極の音楽観がグルダの特徴でもある
のだ。
ライブではなくて、セッション録音で小生が気に入っているのは、アバド・ウィーン
フィルとのモーツァルトのコンチェルト4曲(20,21,25,27番)、ベートー
ヴェンのソナタ全曲(AMADEO)である。
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