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2011年5月25日

福井名物 ②ソースカツ丼





チェーン店の「小川家」は「価格で勝負」?
 

  普通は甘辛いたれで煮込んだ「豚カツ」を玉子でとじたやつ(玉葱や三つ葉が入っている場合も多い)が、白いご飯に載っていて、蕎麦屋から出前で注文するのが「カツ丼」であると思っていた。(モチロン店でも食べられる)

 いつだったか、群馬県高崎市の某所で「カツ丼」を注文したらご飯の上にキャベツの千切りがしいてあり、その上にソースのかかった「豚カツ」が載ったのが出てきて見事に不意を食らった経験がある。これは「豚カツ」とライスが合体しただけのものじゃあないかと思ったものだ。(それなりに美味かった。)

 福井県の老舗、「ソースカツ丼」の元祖とまでいわれる「ヨーロッパ軒」で初めて「福井名物ソースカツ丼」を注文したところ、名物だけあってか群馬のそれとは全く違っていた。

 白いご飯の上に、あまり厚くない豚肉を目の細かいパン粉の衣をつけてラードで揚げたものを自家製のウスターソースに浸した平たいカツが載っている。さくさくした感触と甘めのウスターソースのヒタヒタ感があいまってかなり一気に食べれれる。さすが「ソースカツ丼」というだけあり、東京のカツ丼とも、豚カツライスともまったく違う一品である。

 福井に行ったら一度は食べてみたい。「ヨーロッパ軒」に限らずどちらの店でも若干ソースの味は違うものの作りは同じだ。蕎麦店であれば、ソースカツ丼とおろし蕎麦のセットもたいがいあるので、福井滞在が短く名物を一度に両方味わいたい場合はそれを注文しよう。

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