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2010年7月19日

感動に感謝!安江佐和子リサイタル2010


感動的なコンサートであった。

まず、コンサートの構成が見事というしかない。杉山洋一の委嘱最新作(世界初演)を冒頭に配し、再演を含む4曲はさまざまな楽器を聴かせてくれるのだが、そこに「安江佐和子」をちりばめていて。前半は「静」と「動」の対比が利いていた。

後半はゲスト(東京パイプバンド)を迎えて、5人のバグパイプとの共演。バグパイプに彼女のドラムなどの協奏。勇壮にしかし絶妙な調和を持って親しみ易い音楽が聴けた。彼女の着想と構想の勝利。

そして最後はクセナキスの「プサッファ」。感動と興奮の坩堝。大熱演で目頭が熱くなった。
アンコールはお馴染みのブルガリア民謡「告白」。プサッファとの対比がこれまた素晴らしかった。彼女はクールダウンのためというようなことを語り演奏をし始めたがクールダウンどころか涙ぽろぽろ。



於、東京オペラシティリサイタルホール


-プログラム -



杉山洋一:Don’t forget Saro Wiwa(サロ=ウィワを忘れるな) for Udu drum(委嘱新作初演)
G.マニャネンシ:ターマス ティンパニーソロのための
ヤコブT.V:The Body of your Dream
杉山洋一:Tree-nation (2010 New Version)(委嘱作新版初演)



(休憩)          



ハイランド バグパイプとの共演 スコットランド・トラディショナル音楽と共に (安江 佐和子編曲を含む)

クセナキス:プサッファ  

(アンコール)ブルガリア民謡「告白」(荒垣 隆編曲)

4 件のコメント:

  1. 「そう!そう、そう!」・・・同じ会場にいた者にとって、あの感動のコンサートをこんなに的確かつ奥の奥までとらえての
    表現、敬服申し上げます。
    こうして拝読していると、あの感動のステージが目の前によみがえります。
    okujun blog のおかげで、視野が広がっています。ありがとうございます。これからも楽しみに拝読させてください。

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  2. 小生には過分なコメントありがとうございます。

    それよりも「本人はもう2度としない」とおっしゃっていますが、この感激をもう一度いや何度も体験できるよう、応援団一同で頑張りましょう。

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  3. アハハ・・・(^^;
    環境さえあればいつでもやりたいのですが。。
    しばらくムリ。
    コンサートへ向けて、応援団の皆様の支えあってのステージでございました。
    打ち上げも楽しかったですね~!
    皆様のお陰です!今後共どうぞよろしくお願いいたします。

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  4. 金沢の300席のホールは一晩3-5万円位でOKです。

    そして現地で楽器が調達できればと思ってますが・・。

    やりますか?

    ご一考願います。

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